東武バスで行く足立区の旅(完結編?)

0.はじめに

どこかの記事で見たが、今年は3連休が多いようである。なるほど、あのハッピーマンデーだけでなく、その他の休みも月曜に当たっていることが多い。まあ、3連休はありがたい。平日は過酷な労働に浮き実を、いや憂き身をやつしているししょーとしては、休みはあればあるほどよい?

だがしかし、それはお休みを取りやすい平日が少ないことを意味する。限られた休みを有効に使わないと。今年のGWの平日は3日、しかも連続している。本来なら途中で休みを入れたいところだが、今回に関しては3連闘もやむを得ないか。あまり無理しないようにしないと。

さて、今回は東京23区完全制覇の旅(なんか名前コロコロ変わってない?)に行くことにした。バス旅ということで丁度よい。どこへ行こうか。そうだな、順番から言って今回は足立区辺りがいいかな?ここまでの道のりは長かった(遠い目)。

足立区内の残り局は9局(一時休止局除く)。言わずもがな、場所はかなり散らばっている。だが、ほとんどは東武バスで回れそうである。はるかぜ号(コミュニティバス)が近い局もあるが、東武バスからのアクセスも可能な距離である。その他は東武沿線からアクセス可能な(近いとは言ってない)場所にある。

1.プランニング

プランと言ってもここまで来たら、未訪問局を丁寧に拾っていくしかない。残り局は概ね東武バスセントラルの沿線にある。その他、はるかぜ号(コミュニティバス)が近いところと、バスが走っていないので東武伊勢崎線(スカイツリーライン)を利用するしかないところはあるが、ほぼ東武バスで行ける見込みである。

よって、今回も足立一日フリーパスを利用することにした。前回はモバイルチケットを使ったが、運転手さんの反応があまりよくないこと、今回も北千住駅を通るルートになることから、紙券を購入することにしよう。北千住で降りて買うロスを考慮するとモバイルチケットが有利なのだが、結局北千住で降りるのならそれほど影響はないのであった。

北千住駅を起点として、残り局を順番に拾う形で進めていく。効率などはあまり考えず順番に行けばいいか?しかし、それだと取り切れない可能性もある。バスの便数もあるが、特に栗原北局へのアクセスが難しい。西新井駅からは徒歩約20分ほどかかる。付近を通るバスははるかぜ号(コミュニティバス)があるが、2時間に1本程度しかなく、しかも帰りは乗れない(別ルートを経由するため)。もう1つの最寄りバス停は栗原四丁目だが、こちらを通る西02系統は竹の塚車庫からの出入庫系統。1日3本でさらに使えない。ということで結局歩くしかないのであった。

よって、今回のルートは以下の通りとなった。
北千住駅~北02、03、04系統~西新井駅西口
竹の塚駅東口~綾20、24系統~保木間三丁目
竹の塚駅東口~竹15-2系統~団地入口
花畑四丁目~綾47-2系統~綾瀬駅
綾瀬駅~綾61、62系統~神明町
綾瀬駅~綾21系統~桜木橋北詰
桜木橋北詰~有64、65系統~亀有駅北口
亀有~北千住~小菅~西新井(電車移動)
西新井駅東口~西05、06系統(はるかぜ4号)~栗原立体交差東口

実は前回の足立区ツアーの後、花畑営業所が足立営業事務所に吸収合併されてしまったのである(2022年10月)。それによって、足立エリアの系統が一部変更されてしまったため、以前の行程表は使えない。よって、今回は新しい路線図を参照してルートを選定することとなった。まあ、あまり影響なかったかな?

2.足立区の旅

今回のスタートも北千住駅。結局、脱北千住などと言っておきながら逃れることはできなかったか。常磐線で北千住に向かう。今日も開始10分前には北千住に着いた。南口に向かう。広いコンコースの片隅にある東武の入口、その横にある定期券売り場に向かう。「足立一日フリーパスください」と窓口で告げるも、今回もちょっと反応が怪しい。やっぱりあまり売れないのか?無事にきっぷが出てきた。使い方は分かりますか?と聞かれたので、はいと答えるとそのまま出てきた。しかし、ふと券面を見ると『東武バス一日フリー乗車券』??混乱の原因はこれなのでは?

足立一日フリーパス
【足立一日フリーパス 公式サイトではそういう名前なのだが】

バスの時間が分からないので、とりあえずのりばに向かう。前回は何となく階段を降りたが、結局南口から中央口に抜ける通路がないので、階段を降りて線路沿いに北に上がるしか道はないことに気付いた。

北千住駅のバスターミナルに着いた。最初に乗るのは、北02~04系統。のりばはどこだろう?それらしい標柱のところには京急バスのリムジンバス(もちろん羽田空港行きである)が止まっている。うっかり並んでしまったら、羽田に連れて行かれるところだった。リムジンバスが出て行くと、数人が新しい列を作る。これが次の北03系統の列のようだ。今度はちゃんと用意していた100円玉で日付のスクラッチを削る。そして、前乗りなので乗車時に初乗り券をちぎって運賃箱に入れる。

●足立関原
北03系統(100号線・西新井駅西口経由西新井大師行き)に乗り、関原二丁目バス停で降りる。100号線というのは都市計画道路補助100号線のことらしい。だが、地図を見ると都道461号線となってるんですが。前方の交差点を右に入り、230mほど進んだ突き当たりを右に入る。関原通りを50mほど進むと右側に関原局があった。ここではティッシュを挟んでくれた。

足立関原局
【足立関原局】

ツツジの花
【ツツジの季節ですな】

さらに北03系統に乗り、西新井駅西口まで移動する。バス系統ではつながらないので、ここからは東武伊勢崎線(スカイツリーライン)で竹ノ塚まで移動する。竹ノ塚に急行は停まったっけ?

通過予定時刻表
【通過予定時刻表 ここではそうなっている】

●足立保木間四
西新井は複々線区間にあるので、急行南栗橋行きと普通北越谷行きがほぼ同時に入ってきた。不安なので路線図を確認すると、急行は次の停車駅は草加だった。なので普通の方に乗る。

西新井駅の冷凍食品販売機
【西新井駅の冷凍食品販売機】

竹ノ塚で降りる。ここからは竹の塚駅東口から出る綾24系統綾瀬駅行きに乗る。前にも乗ったはずなんですけどねえ。保木間三丁目バス停で降りる。バス停の前方に保木間四局があった。局名は保木間四だが、最寄りのバス停は保木間三丁目である。なんか聞いたことあるな。そう、あれは忘れもしない2022年は8月のこと。ししょーは一度この局を訪問したことがあったのだ。しかし、その時は無情なシャッターが下ろされ、ししょーは泣く泣く撤退せざるを得なかったのであった。その時のお話はこちら。今日はちゃんと開いてるな。よし。

足立保木間四局
【足立保木間四局 今日は開いてる】

お手紙を出しましょう看板
【お手紙を出しませう 最近は電子メールどころかSNSで済ませてるし】

この先は訪問済みなので、綾24系統の竹の塚駅東口行きに乗り竹の塚駅に戻ることにする。竹の塚駅東口に戻ってきた。竹ノ塚と言えば、いやここに来る度に触れてきたのでもういいだろう。高架化工事は着々と進んでいる。

発車予定時刻表
【こっちは発車予定時刻表 この違いは?】

東武竹ノ塚駅
【東武竹ノ塚駅 高架化工事が進んでいる】

●花畑西
次は竹の塚駅東口から竹15-2系統4号線経由花畑団地行きに乗る。路線図では保木間仲通り経由となっているが。なお、4号線とは国道4号線のことである。4号線とか100号線とか書いて地元の人は理解しているのだろうか?京都みたいに系統番号で判別してるのかな?さて、団地入口バス停で降りて、前方の花畑四丁目交差点を右に入ると次の角に花畑西局があった。ここでは細く切ったティッシュを挟んでくれた。

花畑西局
【花畑西局】

この周辺も訪問済みなので、花畑四丁目交差点を東の方へ360mほど移動し、花畑大橋通りの北側(左方向)にある花畑四丁目バス停から綾40-2系統綾瀬駅行きに乗り、綾瀬駅まで移動する。余談だが、この系統番号の-2は、花畑団地の回り順を示している。何も付かない場合は、花畑四丁目の先を右折して花畑団地に入る。-2系統の場合は、花畑四丁目の先を直進し花畑五丁目を回り込んで花畑団地に至る。昼間の系統は全て-2となるが、あまり気にしなくていいかも。

綾瀬駅バスのりば
【綾瀬駅バスのりば 相変わらず分かりにくい】

綾瀬駅周辺は禁煙特定区域に指定されています
【綾瀬駅周辺も禁煙区域です 大変ですなあ】

●足立花畑
綾瀬駅から綾61、綾62系統で足立一日フリーパスの限界神明町バス停まで移動する。次のバスは綾61系統八潮駅北口行きであった。また乗る時に行き先を言わないといけないのか。と思ったら八潮営業所のバスは後乗り前降りだった。整理券は、出ない(いわゆる無券)。

東武バス綾61系統
【東武バス綾61系統 停止位置前過ぎない?】

神明町バス停で降りる。本当は花畑車庫バス停が近かったんだけどな。花畑営業所の閉鎖に伴い廃止されてしまった。それと、コミュニティバスのはるかぜ7号(東武バス担当の西21系統)の花畑小学校前バス停も近い。これが使えれば、先ほどの桜木橋北詰バス停から最短距離で移動できたのだが、本数が少なすぎて(2時間に1本)使えなかった。何かと物言いが付く場所だな。

バス停を戻り、内匠橋を越えて川沿いに南へ150mほど移動すると花畑局があった。

足立花畑局
【足立花畑局】

内匠橋から見えるスカイツリー
【内匠橋から見えるスカイツリー】

八潮市の標識
【都県境(八潮市)が近い】

故障したバスロケシステム
【バスロケは既に機能停止していた】

●足立谷中三
綾62系統綾瀬駅行きに乗り、綾瀬駅に戻る。今度は整理券を取らないと。綾瀬駅に戻ってきた。次は、えーと、綾21系統の八潮駅北口行き(六ツ木都住経由)に乗るのか。今度は前乗り。ということは、運転士に行き先をお知らせください、だとぅ?実は綾21系統は八潮ではなく葛飾営業所の担当なのである。よって、整理券とか言ったものはない。

東武バス整理券
【ここは4番整理券(八潮駅北口から)】

谷中三丁目バス停で降りる。前方の交差点を左に入って進む。途中に朝日自動車の谷中五丁目バス停があり、こちらが少し近い。いや、あまり近くもなかったな。交差点から200mほど進んだところに谷中三局があった。マンションの上に〒マークが見えるが、郵便局は1階だった。

朝日バス谷中五丁目バス停
【谷中五丁目バス停 ツツジがきれい】

高くそびえる郵便局
【前方に高くそびえる郵便局が?】

足立谷中三局
【足立谷中三局】

●足立六木
さらに綾21系統で八潮駅方面を目指す。と言っても、足立一日フリーパスの限界は六ツ木都住バス停なので、それ以上は進めない。降りるのはその手前の桜木橋北詰バス停である。うーん、綾21系統は八潮駅北口行きと区間運転の六ツ木都住行きがあって、昼間は両方併せてだいたい1時間2本のはずだが、この時間帯はなぜか区間運転がなく、バスの間隔が空く。もう少し早ければよかったのだが。ようやくバスが来た。今度は行き先を聞かれたら答えようと思ったが、きっぷを見せても何も聞かれなかった。じゃあ、いいや。

桜木橋北詰バス停で降りる。バス停前方の根郷橋を渡り西へ進む。200mほど進むと六木局があった。

足立六木局
【足立六木局】

●足立佐野
ここから綾瀬駅に戻ってもいいのだが、それだと効率が悪い。と言うのも、亀有駅方面のバスに乗ると、途中で1局拾えるからである。と言うことで、亀有駅北口行きの有64、65系統に乗る。方向が逆になるので、反対側のバス停に向かうが、朝日自動車の綾瀬駅行きとあの希少な西新井駅行きの表示しかない。綾瀬駅行きと亀有駅行きののりばは?交差点を南に進むと、バス停があった。やれやれ。

東武バス整理券2
【ここは1番整理券(八潮駅南口から)】

有65系統の亀有駅北口行きに乗り、佐野センター前バス停で降りる。バス停を前方に100mほど進み、次の信号を渡って右に入る。次の角を左に入ってさらに60mほど進むと佐野局があった。

足立佐野局
【足立佐野局】

まだ、時間は15時半前。しかし、この後行けるのは小菅駅近くの足立三局と西新井駅からかなり遠い栗原北局しかない。まずは亀有駅に戻らなければ。さらに有65系統のバスに乗り、亀有駅を目指す。しかし、亀有駅に着くのは15:40ぐらいになりそう。そこからJRと東武を乗り継いで小菅に行くとすると16時を越える。いや、北千住に着いた時点で16時になりそうだ。と言うことは今日はここで終わりか。思ったほど進まなかったな。

3.おわりに

バスが亀有駅北口バスターミナルに到着した。今から小菅に向かっても間に合わないので、ここで終了となる。「まあ、そんな気を落とすなよ。東武バスの旅は完結したじゃんか!」そう両さんが声をかけてくれているような気がした。

亀有駅北口の両さん
【両さんいつもありがとう!】

亀有駅の周辺にはそば屋さんはなかったはず。それよりも今日はちょっと気温が高いので、冷たいコーヒーでも飲むか。いつぞやのように、駅前のベックスに入る。「おやぢ!アイスカフェラテ一丁!」「あいよ!」そんな店じゃないけど、アイスカフェラテを飲みながら今日の反省を。

アイスカフェラテ今日の結果は、東京都:7(足立区:7)。足立区の残り局は2局となった。予定では足立区を回りきって、余裕があれば草加市辺りでも回れるかと思っていたのにな。バス旅の宿命だが、連休など関係なく渋滞のせいで影響を受けたように思う。それと、あまり関係ないかもしれないが、いつものカンペを持ってくるのを忘れて、どんな行程だったか思い出しながら動いていたので、それによる遅れもあったかもしれない。スマホから必死に下書き原稿を見ていたりもしたが、ネットって便利だなーと改めて思った。ただし、東武バスで行けるエリアは回りきったので、後は実質東武沿線ということになる。しかし、中途半端な残り方になったのも否めないところである。伊勢崎線のフリーきっぷでも出してくれればありがたいのだが。どこかで足立区完結編、東武スカイツリーラインの旅(Suica使うと現金よりちょっと安いよツアー)をやるんだろうか。交通費が2000円に達したら止める旅というのも楽しいかも。

回送中申し訳ございません
【最近の傾向かなぜか謝るバス】

しかし、今回の旅も奇しくも北千住に始まり亀有に終わるか。なんか格言ぽく言ってみたが深い意味はない。とにかく、東武バスの旅はこれで完結となる。足立区の残り局は、落ち着いたら考えるとするか。

銅像マップはこちら
【銅像マップはこちらって品切れかよ】

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