0.はじめに
神奈川県内局制覇を目指して。神奈中バス(神奈川中央交通)の旅を進めているわけだが。本来なら分かりやすく西へ向かって順番に進むべきところ、そうもいかない事情ができた。
神奈中バス(神奈川中央交通)が津久井営業所管内の三ヶ木(みかげ)バス停以西のバス路線を見直し(廃止)するというニュースがあり、界隈は騒然としている。もちろん、バス路線がなくなって交通手段が完全に失われるわけではなく、乗合タクシーやデマンドバスなどの代替手段も検討されている。が、できることならバスがあるうちに行っておいた方がよい。
1日で回れるといいのだが、便数の問題もありそうもいかない。最低2回は行かないといけないだろうか。なお、行程を検討した結果現地に宿泊しなくてもクリアできそうである。もっともこの周辺で宿泊できるのは橋本駅周辺になるので、それほど有利になるわけでもなさそうだけど。
次の休みは大型連休か。そう思っていたのだが。職場も4月で変わったことだし、いきなり有休なんて無理よな。ところが、ここで思わぬ休みをゲット!これは行くしかないじゃな~い!(もはや元ネタがわからん世界に入ってきた)とにかく善は急げ?である。
1.プランニング
相模原市緑区内のエリアで、今回廃止になるであろう路線を回って郵便局を回るのは前回と同様である。前回は、三ヶ木バス停を基点としてそこからアクセスできる系統を利用した。なので、今回はさらに奥地の藤野駅(JR中央本線)を中心に回ることにした。これで、今回の廃止路線にかかるエリアを回れる見込みである。
ここまで来たら泊まりか?いや、たかだか県内で大げさな。物理的に可能であれば日帰りにこだわってみよう。
まずは三ヶ木バス停から相模湖駅方面へ。その後は、藤野駅発着の系統で行けるところまで。これで今回の廃止対象路線は網羅できるという見込みなのだが。
今回のプランは以下の通りとなった。
三ヶ木~湖21系統~内郷診療所前~相模湖駅
相模湖駅~湖23系統~藤野駅
藤野駅~野11、12系統~中尾
藤野駅~野08系統~陣馬登山口
上野原駅~富士急バス~沢井入口
おそらく神奈中バスだけだと時間が余るので、もう1つの難関局佐野川簡易局へ向かうため富士急バスも使うことにする。
2.相模原市緑区の旅
まずは、津久井エリアの玄関口橋本駅へ。ここでもまあまあ遠いのだが。横浜線の各停(;_;)八王子行きで橋本へ。時間はなんとか9時前。三ヶ木発のバス時刻を考えれば、これでも妥当な時間と言える。まずは三ヶ木バス停まで移動する。橋01系統久保沢経由三ヶ木行きが頻発しているので、これがベストだろう。
えーと、のりばは北口の方だな。ペデストリアンデッキの下にバスのりばがあるのだが。とりあえず階段を降りると、目の前に長蛇の列が!そうか、津久井もメジャーな観光地になったんだな。いや、違った。列の最後尾には案内のボードを持った係員がいる。多○美術大学行きバス?そうか、これは学生の列だった。しかも新入生は張り切って出てくるから4月は多いんだよな。GWを過ぎるとだらけたり脱落したりで数が減るんだけど。
それよりも、津久井営業所系統ののりばは反対側だった。ちゃんとのりばの案内は見ないといけないな。それと見慣れない長蛇の列に焦ってしまった。実は、この橋本駅北口バスのりばに入ってくるのは、相模原、津久井だけでなく多摩営業所の系統もあるんだった。そして、多○美大行きの橋75系統は多摩営業所の担当なのである。
三ヶ木、城山方面行きの1番のりばに着いた。人がいない。こっちも平常運転だった。橋01系統の三ヶ木行きに乗る。

【橋本駅北口 1番のりば】
このバスは中乗り前降りなので、いつものように降りる際に1日乗車券を買い求める。1400円?実は4月4日からまた値上げしたらしい。一日フリー乗車券は1300円から100円上がったようだ。
●内郷
さて、今回も三ヶ木バス停からのスタートになる。相模湖駅行きに乗るわけだが、これは2系統あり両者がほぼ交互に運行されている。そのうちさがみ湖MORIMORI前を経由する湖21系統に乗る必要がある。
三ヶ木バスターミナル(バス停名はもちろん三ヶ木である)に着いた。そうだ、今回はあの100円販売機を利用しよう!横断歩道を塞いで止まっているバスの前を抜けて、待合所跡地の近くにある自販機へ。紅茶(120円)を購入する。そうだ、例の3番のりばも淋しいな。そう思って見ていると、なんとあの月夜野行きの三55系統が平日のみの運転に変わっている!?いよいよ廃止に向けてカウントダウンなのか?

【三ヶ木3番のりば】

【月夜野線の運行について】

【三ヶ木バス停1番のりば 今日はここから】
さて、湖21系統さがみ湖MORIMORI前経由の相模湖駅行きに乗り、内郷診療所前バス停で降りる。便数の少なさには慣れてきた。後は過ごしやすい気候かどうかだけが問題である。この時期なら大丈夫だな。しかし、空模様が怪しい。バス停を降りると、前の方に内郷局があった。ここでは小さい紙を挟んでくれた。さらにティッシュもいただいた。それにしても、あのプラカードの番号札。どうやって判別してるんだろうか。

【内郷局】

【よし、今日もポイントゲット!】
さらに湖21系統で終点の相模湖駅まで移動する。ここからはほぼ1時間ごとの運転となる。そして、やはり雨が降ってきた。近くに何かないかな?と手前の交差点を下ると、バス停の名前になっている国民健康保険内郷診療所が、そしてその奥にさがみ湖リフレッシュセンターなるものがある。中には入れそうだが、土足厳禁?面倒そうなのでやめておいた。ただ、建物の陰で雨宿りはできそうである。雨もやんできたので、バス停に戻る。
このバスは今回の廃止対象からは外れているが、ほぼ1時間に1本の運行(毎時○分というダイヤではない)。それにしても車が多いな。そういうところなんだよな。

【乗合タクシーのりば】

【タンポポの季節ですねえ】

【湖21系統三ヶ木行きバス】

【阿津地区ホタル舞う水辺環境保全等活動区域(拡大できます)】

【清流阿津川】

【郵便局横の乗合タクシーのりば】
さがみ湖MOROMORI前と言えば、かつて(去年の10月まで)橋本駅から直通便(橋11系統)が走っていた。もっとも土休日運転だから使えないのだが。一応、せっかくなのでさがみ湖MOROMORIのリンクでも貼っておくか。ここが山中の廃墟になって廃墟マニアのおもちゃにならないことを願うばかりである(廃墟マニアを否定するものではない)。

【さがみ湖MORIMORI 正門?】
相模湖駅に着いた。ここから湖23系統の藤野駅行きに乗る。お察しの通りJRの方が早いのだが、バスの時刻的にそれほどメリットもないので(急ぐ必要がない)、189199円ばかりだが節約することにした。それにこの湖23系統も廃止対象になっている。それもあって乗ることにした。
相模湖駅は、相模湖観光の玄関口。それにしても淋しい駅前である。バスのりばにはかつての系統の痕跡が見られる。来年の3月には、ここに入ってくる系統は三ヶ木発の湖21系統と湖28系統(桂橋経由)だけになる。八王子駅北口発の八07系統(2025年10月廃止)でここまで来たのもいい思い出である。

【相模湖駅3番のりば 藤野駅行き】

【相模湖駅バス行先ご案内 八王子駅行きルートが消されている そして来年3月には(´;ω;`)ブワッ(クリックして拡大)】

【八王子駅行きバス廃止のお知らせ】

【湖23系統藤野駅行き】
●牧野
藤野駅に着いた。ここから野11系統のやまなみ温泉行きバスに乗る。次のバスは10分後ぐらいに出るのだが、それなのにのりばにバスの姿がない?と思ったら、そう、湖21系統で藤野駅に着いたバスが、そのまま前方に移動して野11系統に変わった。じゃあバスを降りなくてよかったんじゃない?ここの系統(野05、11、12系統)のうち野11、12系統はやまなみ温泉を経由する。早朝深夜の一部系統だけは奥牧野直行(野05)となっているが。このバスがなくなった後の温泉へのアクセスはどうするんだろうか?送迎バスでも出すのかな?
さて中尾バス停で降りる。郵便局を過ぎてバスが止まったので道を戻る。内郷から来られたんですね。車ですか?と局員さんに尋ねられる。いつものようにバスですと言うと驚いている様子であった。ご苦労さんです、と言われる。それからこの近くに日連局がありますよと教えていただいたが、そこは訪問済みであった。確か、藤野駅から炎天下歩いたんだっけ。日連大橋を渡って、約1キロほど、よく歩いたよな。ちなみにやまなみ温泉行きのバスだと追分バス停が近い。お気をつけてと声をかけていただいた。

【牧野局】

【中尾バス停 ここにも乗合タクシーの表示が】
帰りはバス停に戻ってバスを待つ。すると、郵便局の近くにおばちゃんが立っている。なんかいやな予感。そしてバスがやってきたが、なんと両方の中間点に止まった!そうか、ここは自由乗降区間であったか。じゃあ、そっちに合わせたのにな。

【神奈中バス 野12系統やまなみ温泉経由奥牧野行き】

【市立藤野やまなみ温泉】
●沢井(簡)
藤野駅に戻ってきた。次は野08系統の和田行きに乗る。野08系統はなぜか昼間は13時以降の運転となっているので、後回しにした。陣馬登山口バス停で降りる。バス停から前方に90mほど進み、川を越えたら分かれ道を右に進む。次の分かれ道の右側に沢井簡易局があった。

【ここにも乗合タクシーの表示】

【今後は富士急バスの天下に?】

【野08系統 和田行き これも来年3月で見納め】

【橋から郵便局が見える】

【陣馬山登山口】

【陣馬山案内】

【沢井簡易局】
ここのスタンプは2種類。局名だけのものと馬のイラスト(陣馬山が近い)入りのもの。イラスト入りにしてもらう。そしてここではのど飴がもらえた。またご苦労さんですと言われる。

【もらったのど飴】

【登山届を出しませう】
バス停の案内を見ると、乗合タクシーの実証運行開始後も当面の間神奈川中央交通のバスを運行しますと書いてある。なんだか、そのうち廃止にでもなるような書き方じゃないか?

【陣馬登山口バス停】
●佐野川(簡)
藤野駅発着系統については回れるところを回ったので、ここから比較的近い局に行くことにする。もっとも相模原市内を回るという条件に従ってだが。最寄りは富士急バスの井戸行きでアクセスできる沢井入口バス停。実は、もし富士急バスの時間が合わなければ、先ほどの野08系統の上河原バス停から山道を30分ほど歩いてたどり着くという方法もあるのだが、バスで行けるならその方がよい。
次の下り電車は大月行き。東京から来る中央特快である。20分ほど待つことに。電車を待っていると晴れ間が出てきた。中央特快改め各停の大月行きに乗り、上野原で降りる。ここから富士急バスの井戸行き(系統番号というものはない)に乗って、沢井入口バス停まで移動する。

【上り高尾行き電車 ダイヤ改正で高尾止まりになった】

【今日の空 雨はやんだ模様】

【上野原駅 ホーム上に改札口がある】
次のバスまで1時間ほど時間が空く。かと言ってここから行けるところもないので、駅前でバスを眺める。駅の東に島田局があるが、当然ながら訪問済みである。それ以外に、上野原駅から出る富士急バスに乗れば、それなりに局にアプローチはできる。と言っても、どの系統も便数が1日2~3本程度なので、かなり難易度は高い。神奈川県内は必須としたが、山梨県や静岡県は必須ではないのでこれらを回ることはおそらくないだろうな。出張のついでに立ち寄ることがあれば行けるのだが。

【白ポストって都会では見ないよな】

【上野原をジオパークに】

【上野原市営鉄道上野原駅ではないよな?】

【井戸行きバス時刻表 何も言えねえ】
ようやく、井戸行きのバスがやってきた。やはりマイクロバス、だよなあ。1日2便しかないのに大型を使うはずもない。このバスは沢井入口バス停から終点の井戸バス停まで自由乗降区間となる。と言っても郵便局(の入口)はバス停の100mほど先だからなあ。どうしよう?と考えていたが、沢井入口は運賃区界(運賃計算の基準になる停留所のこと、ここを越えると運賃が上がる)だった。よし、ここで降りよう。どこかで書いたかもしれないが、富士急バスは全線でPASMOが利用できる。

【井戸行きバス マイクロバスだな】
手前に佐野川入口というバス停があるが、それはトラップなので通り過ぎる。そして、クリーンセンター前バス停を過ぎると神奈川県相模原市の標識が現れる。ここからまた神奈川県に戻るわけである。さすが辺境の旅だな。沢井入口バス停で降りる。交差点を左に曲がったところでバスが止まった。PASMOをタッチすると310円引かれる。前にも書いたが、他社の1日乗車券を搭載していても問題なく運賃が差し引かれる。ここから130mほど直進すると左側に佐野川簡易局があった。

【灯油・郵便局・酒食料品LPガスリフォーム】

【佐野川簡易局】
これは、いつ以来だろうか、個人商店に併設しているパターンだ。しかも、前回は万屋さん(て分かるのか?)みたいな感じだったが、ここはスーパーというよりコンビニみたいな店舗である。店に入ると左側のレジの手前に郵便局コーナーがあった。
沢井さんから来られたんですか!って知り合いの小母ちゃんちから来たみたいに言われてもな。またご苦労さんですと言われる。でもティッシュもらえたからいいか。ほうとうがあれば買おうと思ったんだが、そういう品揃えではなかったようだ。
3.おわりに
佐野川簡易局を出ると、もう16時であった。帰るか。ここのバスは1日2往復。しかも土休日は2便が季節限定(4~7、9月のみ)となる。富士急バスのバス停にこの便数。富士五湖のS4系統を思い出すネエ。

【沢井入口バス停 ここも片面ポストである】

【一応熊よけスプレーは持ってきた】

【動物注意ってシカじゃねーのかよ】

【ゆっくり走ろう(甲斐路?)🐢】
本日の結果は、神奈川県:4(相模原市緑区:4)、ティッシュ:2、のど飴:1となった。わりと大漁だったんじゃないか?そんなことより、辺境における交通事情をまたしても思い知らされることになった。神奈中バスの藤野駅発着系統は来年3月限りで廃止される。だいたい、営業所は三ヶ木にあるわけだから、藤野駅の系統は基本的に相模湖駅か三ヶ木からの送り込みになるわけで、そりゃあ廃止にしたいよね。という気持ちはよく分かる。そしてある程度の利用があればいいのだが、残念ながら存続させるほどの利用は見られなかった。

【本日の結果】

【蒲公英の季節ですね】
やまなみ温泉に関してはどうやら市営のようなので、温泉地によくある送迎バス(ラ○ンドワンの赤いバスみたいなやつ)で対応できるだろうか。一方の奥牧野は実は上野原駅から富士急バスが通っている(坂下・無生野行き)。ただし、無生野まで行くバスは1日1往復しかない。あるだけマシなんだろうか。和田?えーと、乗合タクシーがあるから(涙)。

【マイクロバス車内 乗合タクシーより若干広い】
とにかく、これで相模原市緑区の辺境の旅はなんとか終わった。後は中心部を回るだけだ。それにしても、神奈川県制覇のためにはあと神奈中バスに20回乗らないといけないなんて予測を立てたが、もうその4回目になってしまった。あと16回で回りきれるのか?あくまで目安だからいいか(コラ)。なお、相鉄バス利用はノーカウントの模様(笑)。
高尾でそばでも食べようと思ったが、あれ?店がなくなっている?いや、元からなかったのか?帰りの電車が高尾止まりだからちょうどいいと思ったのだが、そうでもなかったな。とりあえず近くの店に行こう。

【肉南蛮うどん by武蔵野うどんこぶし】
さあ、この後には大型連休が控えている。しかし、途中の平日に作業が組まれている?入ってあまりたってない現場なので、様子見が続いているが。交渉すればなんとかなるか。旅の計画はストックがたくさんあるので、いつでも休む準備は万端だぞ(仕事しろよ)。

