富士急モビリティで行く神奈川県西部の旅

0.はじめに

神奈川県の旅もようやく8割を超えてきた。もうゴールは間近である?数だけ見ればそう思えるのだが、実際にはまだまだなんだろうな。

小田原市の旅については残りわずか。そして、残り部分のアクセスは主に富士急モビリティを利用することになる。

今回は都合により、新松田駅からのスタートとした。その理由は後述するが。その後は残り局を求めて移動する。神奈川県完全制覇のためには避けて通れない辺境の旅はもうちっとだけ続くんじゃ(絶望)。

1.プランニング

今回の主な目的は小田原市の最難関局、小田原卸商業団地簡易局。その後は残り局を順番に拾っていくことにする。最初は小田原駅~新松田駅間の系統を乗り通すつもりだったのだが、本数の問題もあり効率が悪いと思われたので、新松田駅からのアプローチとした。

新松田駅~小12系統~西大友保育園前
山北駅~松62系統~学校入口
学校入口~松62系統~川西橋

山奥と言うのか辺境のバスなので、もう効率とか言ってる場合ではない。ただ、やはり便数は少ない。

富士急モビリティについてだが、1日乗車券というものはない。一部往復割引乗車券はあるけれど。その代わりPASMOが使える。これはありがたい。

2.小田原市の旅

今日のスタート地点、新松田駅へ向かう。次の列車は、急行本厚木行き??新松田駅到着の時間から計算すると、なぜかそんな列車に当たってしまったのであった。終点本厚木からは後ろから来た各駅停車の小田原行きに乗る。この各駅停車は町田始発で海老名で急行に追い抜かれる。しかし、何となく本厚木で乗り換えることにしたのである。♪サヨナラは~悲しい言葉じゃない~それぞれの夢へと僕らを、あ電車が来た。

各駅停車小田原行き
【各駅停車小田原行き 反対側は急行相模大野行き そういう時間帯なのか】

●小田原卸商業団地(簡)
新松田駅に着いた。9時は過ぎているが、バスの時間を考えれば割といい時間である。ここから富士急モビリティの小12系統西大友経由小田原駅行きに乗り、西大友保育園前バス停で降りる。これが卸商業団地にもっとも近いバス停と思われる。ちなみに、小田原卸センター(小田原卸商業団地協同組合)のサイトを見ると、小田原駅または富水駅からタクシー利用と書かれている。

駅の中にトイレはありません
【駅の中にはきれいなトイレがありますが、外にはありません バス会社か観光協会頼む】

高所座席のお願い
【高所座席(最前列)のお願い】

バスを降りて、前方の角を右に入る。路地を進んでいくと、200mほど先で大きな道路に出る。その手前に川があるので、そこを右に170mほど進む。卸センターの看板が見えるので、その卸売センター入口交差点を左に入って260mほど進んでいくと、卸センター(卸商業団地)に入ったようだ。地図で見ると、先ほどの路地からまっすぐ西にあるように見えたのだが、残念ながらこの大きな道を横断できる場所はなさそうである。

卸センターの看板
【小田原卸センターの案内看板】

卸センターの看板の裏
【裏から見るとww】

えーと、郵便局はどこだ?案内看板には郵便局という記載はないが、組合会館というのがある。郵便局がありそうなのはここだな。250mほど下っていくと、組合会館の側面に簡易郵便局と書かれた場所がある。

卸センター案内図
【卸センターの案内図 郵便局はどこ?】

卸センター組合会館
【小田原卸商業団地組合会館 簡易郵便局の文字がある】

小田原卸商業団地簡易局
【小田原卸商業団地簡易局】

ここは名前の通り、小田原卸商業団地が運営する簡易郵便局である。組合会館の一角に郵便局が設置されている。ここではティッシュがもらえた。しかも、広告など一切ない無地のものは珍しい。塩タブレットもあるけど、そういう時期でもないよな。

ゆうゆうポイント
【ゆうゆうポイントもちゃんとある】

では、新松田駅に戻るとするか。次のバスは約1時間後。長い距離を往復してもまだ30分ほど待ち時間がある。どこか休憩できそうなところはないかな?近くにお寺とか神社とかあるようだが、休憩できるような大きさではなかった。

郵便局への道
【郵便局?への道】

西大友保育園前バス停
【西大友保育所前バス停】

ここは両面バス停(小田原駅方面のバス停に両方向の時刻表が貼ってある)。ドキドキしながら、バス停の反対側でバスを待つ。ちゃんと止まってくれた。車内を見ていると、富士急湘南バスの表記が。富士急モビリティ湘南営業所は、元富士急湘南バスが吸収合併されたものである。

下曽我駅への道
【最寄りの下曽我駅までの道】

バス特の案内
【バス特 そんなのがありましたね】

3.足柄上郡山北町の旅

●山北
新松田駅に戻ってきた。この後は山北町の難関局を目指すことにする。その前に待ち時間がもったいないので、どこか行けるところはないかと探した結果、山北駅の近くに1局あることに気付いた。駅の南にもう1局(山北岸局)あるんだが、距離が遠すぎる。そちらは山北町のコミュニティバスでアクセスできるようである。西部循環、東部循環どちらも通るコース上にあるのだが、いかんせん本数が少なすぎる。初めは東部循環2本、西部循環5本では厳しいなと思っていたのだが、実は南部循環のバスでもアプローチできるようである(右回り、左回りそれぞれ6本)。それでも少ないが。ここ神奈川県なんだよな。つまり訪問必須ということである。

岸局のことはいったん忘れて(忘れんな)今回は山北局へ。ここから山北へ向かうには御殿場線が一番便利である。新松田駅の近くにJR御殿場線の松田駅がある。しかし、こちらも次の沼津行きの電車まで1時間近くある。待ち時間がやたらと長いのは田舎あるあるだけど、どうしようかな?その時、駅前にそば屋があることに気付いた(おめえ今さら何を言ってるんだ?)。この後帰ってくるけど、時間が有り余ってるのでここでご飯にしよう。

舞茸天鶏天そば
【舞茸天と鶏天そばby名代箱根そば】

は!これはかき揚げ天のサービス券。前回もこのクーポンを消化するために相模大野に通ったような気がするな。家の近所に箱根そばできないかな?もしくは小田急の新線でも来てくれれば(それはない)。

まだ時間はあるが、手持ち無沙汰なのでJRの松田駅に入る。蛇足だが、小田急新宿から御殿場まで走る特急ふじさん、そしてかつて沼津までを結んでいた特急あさぎり(JR371系と小田急20000形RSEが充当されていた)は、新松田駅の手前から連絡線に入り、松田駅の1番線(外れにあるホーム)に発着する。通常の松田駅ホームが2,3番線なのはこのはぐれメタル、いやはぐれホームのせいである。

特急ふじさん3号御殿場行き
【小田急線から乗り入れてくる特急ふじさん 今は小田急MSE(60000形)のみとなってしまった】

普通沼津行き
【普通沼津行き JR東海の313系1000番台である】

さて、御殿場線の普通沼津行きに乗り山北まで移動する。駅の出口を右に進む。800m近くほぼ線路に沿って進むと山北局があった。ここは集配局?と思ったが松田局に集約したみたい。ここでは小さい紙を挟んでくれた。

山北町コミュニティバス案内
【山北町コミュニティバス案内】

山北駅前の丸ポスト
【山北駅前の丸ポスト】

山北局
【山北局】

窓口営業時間変更のお知らせ
【窓口営業時間変更のお知らせ ナナナンダッテ~】

次のバスまでは30分以上ある。どこかよさそうな場所はないかな、と周りを見ると、駅前広場の一角に山北町ふるさと交流センターという建物がある。中は結構広い。休憩できるスペースにきれいなトイレ、コーヒーの自販機もある。なので、バスが来るまでここで休憩する。

山北町ふるさと交流センター
【山北町ふるさと交流センター】

ヤマビル対策コーナー
【ヤマビル対策コーナー】

大きな電話ボックス
【車椅子対応の大きな電話ボックス☎】

●三保
山北駅からは同じく富士急モビリティの松62系統西丹沢ビジターセンター行きのバスに乗り、学校入口バス停で降りる。バス停手前の城山交差点を左へ進み、坂を下りる途中に三保局があった。

富士急モビリティ松62系統
【富士急モビリティ松62系統西丹沢ビジターセンター行き】

富士ミネラルウォーター
【なぜか富士急モビリティ車内に積まれているミネラルウォーター】

丹沢湖の眺め
【丹沢湖の眺め1】

丹沢湖の眺め2
【丹沢湖の眺め2】

三保局
【三保局】

ここのスタンプは2種類。通常のものと緑色で丹沢湖畔の文字が入っているものがある。ここでは、こんな(神奈川県の)端っこまで来ていただいてありがとうございます、と言われた。でも神奈川県完全制覇のためには来ないと行けない場所なので。バスで来たと言うとやはり驚いている様子であった。また、ここの局は12:30~13:30が昼休みとなっている。到着したのは14時頃だから問題なかったのだが。昼休みのせいで回りにくいでしょうとも言われたが、そうですね、計画に少なからず影響しております。清水局には行かれてないですか?と聞かれたが、そちらは次に行く予定です。清水局は13時~14時が昼休みになっている。今からだとちょうどいいですね。帰りのバスまで結構時間がありますが、周辺を散策してください、でもサルが出るから気をつけてくださいね、と言っていただいた。それとここでもティッシュがもらえた。

帰りのバスまで40分以上はある。周辺を見て回ることにした。局のさらに東の方に山北町役場の三保支所がある。しかし、中で休憩できるほどの広さではなかった。では他の場所も見てみるか。城山交差点を西へ入った辺りに広場のようなものがあった。

丹沢大山国定公園
【丹沢大山国定公園の石碑】

山本十九三翁の像
【山本十九三翁の像】

山本十九三(とくぞう)は当地出身(旧三保村)の政治家で、三保村長、神奈川県議会議員、県議会議長を歴任した人物である。この丹沢湖は三保ダムの建設によって生まれた人造湖であるが、もともと酒匂ダムとなる予定だったところ湖底に沈む多くの集落が三保村にあったことから、三保の名を残すべく三保ダムになったらしい。その辺りの運動に尽力したと思われる。この辺りちゃんとした資料が見当たらなかったのでGeminiに頼ることになったが。土台の碑文を確認したが、山本氏の大ざっぱな紹介しかなく、肝心の三保ダムとの関連は書かれていなかった。

後は、慰霊碑がいくつか。えーと、これは三保ダム建設の殉職者向けか。

慰霊碑1
【慰霊碑1】

町役場支所の隣にも、かなり古そうな慰霊碑が。もう文字がかすれてほぼ読めないけど、これは日露戦争の戦没者のものと思われる。

慰霊碑2
【慰霊碑2】

後は丹沢湖を眺める。湖の向こう側に県道76号線の永歳橋が見える。その横辺りに丹沢湖記念館とか三保の家(旧三保村世附(よづく)地区にあった家を復元したもの)とかあるらしいのだが、残念ながら車利用でないと行けそうにないところにある。

永歳橋
【永歳橋 県道76号線が通っている】

永歳橋2
【永歳橋 別アングルから】

そろそろ時間なので、バス停に戻ることにした。標柱の向こうに待合所がある。しまった、ここで休憩できたな。しかし、中には見覚えのある注意書きが。「神奈川県生活確保対策地域協議会において・・・国・神奈川県の経費負担により、生活交通路線として運行が図られております。」こういうのどこかで見たことあるぞ?うーん、デジャヴなのねん?分かった!神奈中バスの鳥居原ふれあいの館行き(橋07系統、三53系統)のバス停などでも見たやつだ。これはねー、地元の方が努力するしかない。赤字ローカル線もそうだが、遠く離れたトラベラーの力ではどうにもならないものである。地元の方が生活の足を守るんだという意思を持って行動してくれないと、公共交通は消えてしまう。実際、相模原市では神奈中の路線が廃止になることが決定しているし。こちらの拙文も参照いただきたい。

バス待合室
【待合室の注意書き】

なお、バス停には松62系統と谷58系統と書かれているが、谷58系統って何?と思ったら、谷峨駅~西丹沢ビジターセンター間の系統らしい。ただ、現在は運転されていないようである(全便新松田駅発着)。

学校入口バス停
【学校入口バス停】

ああ湖底のふるさとの碑
【ああ湖底のふるさと なんか石碑が好きですね】

●清水
松62系統新松田駅行きのバスで戻り、川西橋バス停で降りる。バス停向かい(西側)の向かって右側の道を下り、下の道に出たら左に進むと清水局があった。ここのスタンプは、通常のものと色は同じだが神奈川県の文字が入ったものと2種類。じゃあ、神奈川県の方をお願いします。

富士急モビリティ松62系統
【富士急モビリティ 松62系統新松田駅行き】

新東名高速道路山北天空大橋
【新東名高速道路を作ってます これは山北天空大橋(河内川橋)】

清水局
【清水局】

建設中の山北天空大橋
【建設中の山北天空大橋】

ここから最寄りの谷峨駅(JR御殿場線)までは約1.2キロ。バスは1時間後。歩いた方がよさそうである。局前の道を南へ進み、県道76号線に出たらさらに南へ進む。180mほど先に清水橋があるので、左に進んで橋を越える。270mほど進んで谷峨駅入口交差点をさらに国道246号線(山北バイパス)に沿って進む。幸い歩道は続いているようだ。400mほど進むと、左に分かれてその先で国道をオーバークロスして右方向にカーブしていく道がある。これはどっちなんだろう、と思っていると谷峨駅⇒という案内が。じゃあ、この道を進めばいいんだな。歩道のようなものはないけど。その高架の道を進むと、JR御殿場線の線路を越えて駅前の道路に出られた。さらに150mほど南に下ると、ようやく谷峨駅にたどり着いた。結構長い道だが、次のバスを待つよりはよかったようだ。フリーきっぷがないので運賃を払う必要があるし(初乗りの180円だが)。

山北天空大橋2
【清水橋から見た山北天空大橋(新東名高速道路)】

東京まで何マイル?
【遥かなる東京・・・】

谷峨駅はこちら
【谷峨駅↗】

谷峨駅への道
【歩道はないけど、この道であってるみたい】

御殿場線を越える
【御殿場線を越える】

4.おわりに

谷峨駅に着いた。ここから行けるところはもうないので、これで終了となる。もっとも、このエリアは少ないバスをピンポイントで利用しないとどうにもならないのだが。次の国府津行きは30分ぐらい待たないといけない。ここが有人駅なら横浜方面の乗車券でも買おうと思ったのだが、当然無人駅なのでTOICAを利用するか整理券を持ってどこかの駅できっぷを買う必要がある(その場合着駅精算になることが多いが)。JR経由だと高いから、松田で小田急に乗り換えよう。

谷峨駅前の丸ポスト
【谷峨駅前の丸ポスト】

クマによる被害を受けないために
【やっぱりクマ出るんかい!】

登山届フォーマット
【登山届フォーマット 最近はこういうのがあるんですな】

谷峨駅の構内踏切
【JRにしては珍しい構内踏切】

今日の結果についてだが、神奈川県:4(小田原市:1、足柄上郡山北町:3)、ティッシュ:2となった。山北町は残り1局となった。と言ってもあの岸局だけど。これで辺境の旅も少し進んだかな?避けて通れない道なので、後から行ってもそんなに効率がよくなるわけでもないが、歩く距離が長くなるのであまり暑い時期に回りたくなかったのである。

本日の結果
【本日の結果】

ここは御殿場線なので、JR東海のTOICAエリアとなる。ということは、Suicaを使って東海道線に入ることができない(国府津の壁)。その面でも、やはり松田乗り換えがベターということになる。

普通国府津行き315系3000番台
【普通国府津行き こちらは315系3000番台】

しまった、今まで数回訪れていた新松田駅は、今回で終了となる。小田原市の成田局は富士急モビリティの沿線だが、小田原駅からのアプローチが近いので。富士急モビリティの旅もあと1回となる(神奈川県に関しては)。実は、駿河小山から御殿場駅方面のバスに乗るプランもあるので、全く終わりというわけでもない。ただし、菅沼局、金太郎局は静岡県(駿東郡小山町)なので必須ではない。肝心のフリーきっぷについては、御殿場周遊乗り放題きっぷというのがあるのだが、利用エリアは御殿場市と小山町、さらに裾野駅から三島駅方面。よほど暇で行くところがなければ使うかも。もっとも数局程度しか回れないので、効率面から見ても微妙なところではある。

この後は、また通常行程に戻って茅ヶ崎市、平塚市、厚木市などを回ることになるだろうか。あの辺のプランニングは複雑で頭が混乱するので、たまにはこういう気分転換も必要なのである。

神奈川県残り旅カウンター(11/20)。結局今回もかなり無駄遣いしたような気がする(*_*)

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