職場勉強会についてその3~かつてはししょーと呼ばれた時期がありました~

数年前から、自社内で未来のエンジニアを育成すべく、というより業界未経験の若者に必要なスキルを与えて、即戦力ばかり求めるこの業界に風穴を、いや未経験であっても必要な資格を取らせ現場で生きていけるだけの経験を持たせるために社内の勉強会というのを実施しておりました。そして、ししょーはその社内勉強会におけるししょーとして活躍していた時代がありました。

過去のお話はこちらを参照してください。
職場勉強会はどうなってしまうのか!?~問題の発生とその顛末について~[臨時]
どうなる職場勉強会!?~問題の発生とその顛末について~(前回の続きです)

分かりやすくあらすじを書いておくと、職場内において週末を利用して社内勉強会なるものを開いておりました。講師はししょー一人という状態でしたが、曲がりなりにも何とか進めておりました。ところが、参加メンバー(生徒)の中に、中途半端に現場を経験した者がいるのですが、彼は正直言ってスキルが不足しており、また勤務態度や技術に対する取り組みが甘いため現場で長続きしないだろうとししょーの目には見えておりました。ですが、数少ない現場経験者として一部の若いメンバーから憧れの目を持って見られることがあり、彼の素行の問題やスキルの低さから、若者に悪影響を与える、他山の石とすべきものをお手本しようとしているという懸念がありました。そのため、ししょーは、良くない見本が良くないことを示すために腐心しました。にもかかわらず、このポンコツを崇める困った生徒が現れたため、ししょーは教育上必要な指導を行いました。

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【今回は京急直営のおそば屋さん えきめんやより えびカレーつけそば】

その教育的指導を受けた生徒があろうことかパワーハラスメントであると会社に訴え、それについて十分な吟味もないまま一方的にししょーによるパワハラと見なされ、処分がされました。当然ながらそんな裁定に納得できないししょーは、事態の解決が見られるまでの無期限出走停止及びパワハラ認定した会社幹部に対する十分な説明を求めることに相成った訳です。

今回はその続きのお話となります。

どういう訳か(この言い方は冷たいかもしれませんね)ししょーがいないと勉強会が開催できないということで、会社の患部、いや幹部がししょーに対してちゃんとお話をしましょう、というアプローチをしてきました。先方(患部、じゃない幹部)としては、一時的な問題の発生により勉強会が停滞してしまったので、ここで立て直して次の開催に向けて調整したいという意向のようです。おそらくそれが上司から幹部に伝えられた事の次第のようですけど(その程度の認識なんだな)。ですが、ししょーはろくな調査もなく一方的に指導をパワハラと決め付けられたことへの説明責任が患部に、幹部にあると考えていますので、その説明をいただくまでは復帰しません、パワハラという結論に至った経緯の説明をいただきたい、及び諸悪の根源であるあのポンコツの完全撤退を条件に勉強会に復帰します、という旨を先方にお伝えすることにしました。

会社幹部から来たメールに対してただ希望の日程を伝えるだけでは能がないと思いましたので、上記のことを書き添えて、ししょーの不退転の決意を表明したつもりです。所定の期間内での希望日を求められたので、ちゃんと期間内で回答をしましたよ。もちろん、9/10までは青春18きっぷ夏期版の消化があるため多忙ですので、その日付だけは外しております。

すると、1週間ぐらいで日程を指定したメールが来るものかと思っていたのですが、来ないですね。どうしたんでしょう?もしかしたら、やはり時間も経ったことだし落ち着いたから再開の日程を調整しましょうというお考えだったのかもしれません。ししょーに対してあらぬ疑いを掛けておいて、それをスルーしたまま勉強会を再開しましょうなんて、No天気にもほどがありますよ。

上司もどこかししょーをナメた様子が見受けられました。そしてやはり幹部も同じくししょーをナメ腐った扱いだったのでしょうか(註:もちろん会社の役職上は相手が上なのは承知していますが、ここでは勉強会における位置関係について語っていることをご了承ください)。やはり『あいつはあんなこと言ってるけど本当は勉強会したくて×2たまんねーんだよ』みたいな(甘っちょろい)お考えだったのでしょうね。

とは言え、何事もなかったように再開しても、また同じ問題が起こることは必定だと思うのです。あのポンコツがいる限り、若者に悪影響を与えるのは避けられないし、教育者としてそんな惨状を見逃すことはできません。もし会社がポンコツの振る舞いを是としてししょーを非とするなら、ししょーは彼らの教育について責任が持てません。そんな状態で教育などできるでしょうか?

ねばとろそば
【ねばとろまぜそば】

ししょーはこれでも情熱を持って社内勉強会に取り組んできました。それは趣味だからとか暇でしょうがないからとかいうものではなく、純粋に現場で通用するエンジニアを育成したい、今日の現場ではどこでも人を育てる余裕がないことを知っているからこそ何とかしたいという使命感のようなものによります。決して暇な訳ではなく、他にやるべきことがたくさんある中で都合を付けて、言わばプライベートをかなり犠牲にしても取り組んできた訳です。

それなのに、プライベートを犠牲にしてまで頑張っていることが評価されず暇つぶしとさえ思われている、そして現場に通用するエンジニアになってもらうために良くないものは良くないと伝えたこと、真っ当なエンジニアになって欲しいと努力した結果、パワハラの嫌疑を掛けられかつ十分な調査もしないまま一方の勝手な言い分だけを採用して決定したこと、それらはどれを取ってもししょーにとっては全く不本意なことです。滅私奉公して努力しても労いを受けることなく、それどころかししょーの主張を全く無視して相手の言い値をそのまま採用して処分する。こんな状況でどうすればよいというのでしょう?もうこのまま続ける自信がなくなりました。

勉強会の目的として、ポンコツをレベルアップするというのもありまして、それに関してはししょーもやぶさかでないのですが、彼の存在が他の若者に対して阻害要因となるのなら(表現がだんだん過激になって来てるなヲイ)、それに対処するのが教育者として必要なことだと考えておりますし、ポンコツを量産するつもりもありません。どこの現場でも人が足りないと言いますけど、使えない新人は0.5人足どころではなくむしろマイナス1扱いになりますので、いない方がマシなのです。とりあえず新人を放り込めば何とかなるだろうという時代は終わりました。予算や工程などの問題があり、今はプロジェクトメンバー一人ずつの業務効率は厳しく見られます。ですので、業務レベルを現場で通用するレベルに引き上げないと採用してもらえない、仮に上手くごまかして入れても四半期以内に追放されることは間違いないです。

麻辣豆腐一丁そば
【麻辣豆腐一丁そば】

やはり勉強会はこのまま消えてしまうのか。そうだったとしても、バックアップ体制を採らなかった会社に問題があるんですよ。ししょーは精一杯頑張りましたけど、一人でできることには限界がある、ましてやハンデを背負ってよくやった方ではないかと。講師を複数人用意できなかったこと、どころか唯一の講師であったししょーを蔑ろにしたことは本当に反省して欲しいです。これ以上は前の繰り返しになってしまうので、この辺にしておきます。

おや、返事が来たようです。話し合いの結果は後ほど。

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